「愛ちゃん。ただいま。」


『先生。おかえり。』


「学校はどんなんだった?」


『楽しかったよ。』


「よかったぁー!なんかあれば先生に必ずゆってね。」


『うん。ありがとう』


先生は私の顔を見て安心したようで事務室に消えてしまった。


やっぱ先生って忙しいんだなぁ。


忙しいのに私のために学校に行かせてくれるなんて嬉しい。


ふふ。


『先生。お仕事頑張れ。』


小声でそう言って病室に向かった。