君との距離は数百年




「………ハアっ…」


「大丈夫ー?澪」


友人の春奈が声をかけてくる


「うん………つっっっかれた………」

まさか家から学校までの道の間で工事が行われてるとは………。
おかげで遠回りをしなおかついつもの二倍で走らなければいけなかった為とても疲れたのだ


「つかなんで生徒が登校してる時に工事してんのよ危ないじゃない……」

と。まあブツブツ言っていると春奈が何かを思い出したように私に話しかける


「そういえば今日転入生来るみたいよ。うちのクラスに。」

「え…?」

転入生なんてこの時期、あっつい夏にしかもあと一ヶ月で夏休みなのに……変なの