ブラックⅡ-想い-



冗談…って…



でもそんな綺麗な真顔で言われても
誰だって冗談なんて思わず、真に受けちゃうよ!!



私はほてる顔を押さえながら、こっそりとリュウガを睨み付けた。




「そういえば、アキから受け取った」




ポツリとしたリュウガの言葉に、初めは何の事かと首を傾げたけれど、多分クリスマスのクッキーだと思う。



結局あの次の日も忙しいリュウガには会えなくて、アキさんに渡してもらうのをお願いしたんだった。



「うまかった、ありがとう」




それが一体、クッキーの事なのかお粥の事なのかは分からなかったけど




お粥の器は綺麗に空っぽになっていて、ゴロンとベットへと再び寝転がる。