「レイジが嬉しいなら私も嬉しいの」 「…………」 「レイジが苦しいと私も苦しい」 「………」 「だから分けてほしい。レイジの喜びも幸せも…苦しみも切なさも」 レイジが私の背中の傷を愛してくれると言ったように 「私もレイジの心を愛すから」 今までレイジの生きてきた道を私は知らない。 どんな思いをして、どんなふうに過ごしてきたのか 私には分からない。 だけど、こんなちっぽけな世の中で 一人だけでも自分の味方をしてくれる人がいればそれほど心強いものはない それほど幸せなことはない。