佐伯リョクは別の車らしく、迎えに来たらしいけど一緒に行かないなら迎えになんて来なくて良かったんじゃないかなんて思うけど あの人と同じ車に乗るなんて考えたくもなかったから少し安心した。 車は揺るやかに走り、お正月渋滞に巻き込まれること無く15分ほどで目的地へと到着した。 純和風の大きな黒い門構え リュウガの家の本館にそっくりな作り。 「行くぞ」 唖然と窓の外を見上げる私に、リュウガが車の外から覗き込む 「あ、うん」