「何でここにいるんだよ」
レイジの低くて冷たい声が廊下にひびくと、そのまま私を広い背中へと隠す。
「冷たいなー、せっかく迎えに来たのに」
軽く楽しそうな声とは裏腹に、顔は何処か冷たい表情
こいつはレイジをお迎えに来たらしい。
だけど次の言葉でそれがメインじゃないんだと分かった。
「あと、レイジ君の本命彼女を見に来たんだよ」
きっと、世間一般的に言ったらカッコ良いと言われるんだと思う。
私はそうは思わないけど、レイジの方が何百倍もカッコ良いけど
レイジの弟、
佐伯リョクはレイジの後ろに隠れる私を見に来たらしい…



