「もうお昼だよ」
朝方に帰って来て今はお昼過ぎだから、
かるく7時間は寝ている。
せっかくのお正月を寝て過ごすなんて何だかもったいない気がして
レイジの体をゆらゆらとゆすると
それに心底迷惑そうに顔を歪ませながらさらに私をギュッと抱きしめる。
「…ねむい」
「一緒にお正月番組見ようよ」
眠たがるレイジにプッと頬を膨らませてその顔を見つめると、眠たそうな瞳をうっすらと開いて呟いた。
「…じゃあその代わり何かして」
え…?
「…何かしてくれんなら起きる」
「…何か…とは?」
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