やっぱりあの時、レイジへ通話ボタンを押してたんだ。 「ごめん…」 小さく謝る私に「何にも無かったならいい」とレイジはフッと溜息を吐くと安心したように私をもう一度抱きしめた。 「それより、何でリュウガの部屋から出てきたんだよ」 少し怒ったレイジの声。 「えっと…リュウガが熱で…」 その表情は不機嫌さを思いきり出している。 「熱?」 「そう…それで看病してたというか」 「看病だと?」