ブラックⅡ-想い-




「だからあの言葉は忘れろと言ったんだ」



それはエレベーターでの事だと思う。



あの時の事を忘れろと言ったリュウガ。




「あれは自分自身に言った言葉だ、だからお前は縛られる必要なんかない」





どうしたらリュウガのために生きられるのかと何度も考えた。


その答えは見つける事は今も出来ていないけど、




だけど





「あの約束、私は忘れるつもりなんてない。」





「…………」




「あの時私を生かしたのは確かにリュウガだよ、リュウガのあの言葉だったよ」




あの闇から、先の見えない闇から私を助け出してくれたのは、レイジでもアキさんでもない。それは確かにリュウガだった。




「リュウガのために生きるって、どうしたら良いのか何度も考えた。私はどうしたら…」




「…………」




「どうしたらそのリュウガの瞳を救えるの?」





リュウガの漆黒の瞳が、驚いたように少し見開かれる。