「想ちゃんが暇な週末に、久しぶりにシスター堀に会いに行きたいなと思って」



「俺も、一緒に行っていいの?
そこ、女子校なんだろ?」


「うん、大丈夫。

先輩方が結婚相手を連れて、寮に挨拶にくるのをよく見てたから」


想太は、もう今の段階で緊張していた。
女子校になんて、今まで足を踏み入れたことなどなかったから。


「ミッションスクールの女子校って、なんか怖そう・・・」



「大丈夫だよ。
想ちゃん、かっこいいからいっぱい女子学生が寄ってくるよ」


可南子は、想太が単純で本当に良かったと思っていた。


「よし、じゃ、今週末に行こう。

土曜日は何も予定が入ってないから。


可南子は大丈夫か?」