翌朝、真奈とあっくんはディズニーシーで一日遊ぶ予定だった。
真奈からのモーニングコールで起こされたあっくんは、半分寝ぼけた顔で可南子のマンションへ行った。

すると、あっくんと一緒に寝たはずの想太が、可南子の部屋の奥にあるベッドの上ですやすや眠っている。


「あれ、想太さん、いつの間にここに来たんですか?」


あっくんは、可南子が淹れてくれたコーヒーを飲みながら聞いてみると、


「多分、夜中の3時くらいかな」


可南子は笑って、そう言った。


「だから、真奈が想ちゃんん家に泊まるって言ったのに・・・」


真奈は口をとがらせている。


「お姉ちゃん達の今日の予定は?
一緒に、ディズニーに行こうよ」



「う~ん、まだ、想ちゃんに聞いてないから分かんない。
でも、行けても夕方前だと思うよ」


「絶対、想ちゃんも連れてきて。
じゃ、夕食は眺めのいいレストランを早いうちに予約いれとくね」