可南子と美咲は、会社の近くの居酒屋でビールを飲んでいた。
「美咲、今日はごめんね・・・
嫌なこと頼んじゃって、たいへんだったでしょ。
今日は私のおごりだからたくさん食べてね」
美咲はよっしゃとガッツポーズをして、可愛らしく笑った。
「今日は、私、可南子さんの秘密を教えてもらわなきゃと思ってますんで。
可南子さんも、たくさん飲んでくださいね~」
「秘密?」
「可南子さんと柿谷部長の秘密です」
可南子は、ちょっと驚いた。
美咲が、私と想太の間に秘密があることに気付いていたことに・・・
でも美咲には話してもいいかもしれない・・・
これからも色々と迷惑をかけてしまうのは目に見えている。
それに、私はもうすぐ長崎に行ってしまうわけだから・・・
「私と部長に、秘密があるって思ったの?」
「はい、だって部長って可南子さんしか見てないし、可南子さんだってそうですよ」



