「未来はお前よりよっぽど性格がいいから安心しろ」


「あっ、そうですか〜。じゃあ、今度彼女さんと会ったときあーんなことやこーんなこと言っときますね〜」


「お前本当に性格悪いな」


「桐山先輩に言われたくないですー、元毒舌野郎。じゃあ、日程とか詳しいことはLINEください」



ふふふと笑いながら、図書室から出て教室に行った。








学校が終わり家に帰り、自分の部屋で音楽を聞いていると、スマホから通知音が鳴った。



『今週の日曜日、10時に駅前の噴水の前。最近出来たショッピングモールに行くから』



桐山先輩からのLINEを読んで、手帳を見て予定が入っていないことを確認した。