「しょっぱいな」 「当たり前じゃん」 「ここはどうかな?」 そう言って、私の唇に唇を重ねてきた。 翔太郎のキスは優しいな…… 「ここはしょっぱくないな」 「さすがに唇まで涙で濡れないよ」 クスクス笑っていると、翔太郎が微笑んでいた。 「やっと笑ってくれた」 「えっ、私ずっと笑ってたよ?」 「心からだよ。今日心から笑っている柚子まだ見てなかったから」 「翔太郎……」