新が言ったことをいつものように冷静につっこむ翔太郎。


この2人絶対コンビ組んだ方がいいよね。



「じゃあ、今週の土曜日に柚子の誕生日パーティしようぜ!」


「どこでするんすか?」


「翔太郎の家」


「はぁ?俺の家かよ」


「愛する彼女のために、な?」


「分かったよ」



すごい嫌そうな顔をしている翔太郎。



「ごめんね?無理しなくていいからね?」


「バーカ、柚子のせいじゃねーよ。主役は楽しみにしとけ」



そう言いながら、頭をくしゃくしゃと撫でてくれた。


ん?そういえば……



「翔太郎、私の誕生日知らなかったの?」


「ごめん、聞こうと思っていたけど聞きそびれた」



気まずそうな顔をして謝っている翔太郎。