「お前今日変だぞ。何かあったのか?」



心配そうな顔をしている西岡先輩。



何で西岡先輩は私の気持ち分かっちゃうのかな……?



でも、すごく嬉しいなぁ。



「ちょっと考え事していただけです」


「そうか。何があったら言えよ」


「はい、ありがとうございます」



私の頭をポンポンと叩くと、桐山先輩に声をかけてどこかに行った。


はぁ、どうして素直になれないんだろ……



でも、今はそんなことより頭を触られたことの嬉しさの方が大きい。


さっきよりもドキドキしている……


顔もすごく熱い。


きっとゆでダコみたいに真っ赤なんだろな……。