接客している桐山先輩にアイコンタクトを送って、教室を出て図書室に行った。 「はぁ、落ち着く」 「今日は誰も来ないもんね」 あくびをしていつものようにのんびりしていると 「なぁ」 「んー?」 新をふと見るといつものヘラヘラした顔じゃなくて、真面目な顔をしていた。 思わずドキッとしてしまった。 何だろ……。 すごく胸騒ぎがする……。 まさか…… 「俺柚子ちゃんのことが好きなんだ」