厳しい訓練を受け

私達は、後は実践あるのみ!!

という腕前になった



普通、数年かかるところを

私達は、四カ月で突破した




「依里殿!!おめでとうございます!」

「東宮様!!ありがとうございます!!」




東宮様と私は、よくお喋りをする

すっかり仲良しだ




私は、この人のおかげで、檻から出られた




東宮様の為、この命をかけても

お守り致します!!!









その夜




優に気になっていたことを質問した


「よい方に嫁ぐのが女の幸せだと言っていたのに、どうして縁談を断ったの?」


「依里が嫁にいかないのに、私が行くなんて、おかしいじゃない!!
私は、依里のお世話がしたいのよ!!」



優とも、仲良くなった



お互い、隠密として、名前で呼び合う



「ありがとう
優がいてくれて、どんなに心強いか」


「依里、ありがとう!!!」


「何?」


「何でもない」

「ヘンなの……ふふふっ」

「うふふっ」





ずっと出たかった



外へ





明日から出られる





それだけで、とっても幸せいっぱいだった