その日はオリエンテーションと新入生歓迎会、部活動紹介で終わった。
放課後は自由に部活動見学ができる。
野球部のグランドにも新入生が何人か集まっていた。

その中に4人の姿もきちんとあった。


「なあ琉李、マジで野球部に入るの?」
「しつこいよ颯介。何回も言わせないでよ。
          野球部以外頭にない」

同じクラスになった琉李と颯介は一日ずっとこの会話をしていた
琉李はうんざりといったような表情をしていた。
なぜ颯介がこんなにも野球部に入るのを止めようとしているのかと言うと・・・


「野球部に入部希望の一年生今からジャージに着替えて集合!」
監督らしき人からの掛け声で入部希望者は急いで着替えに向かった。

「グローブとスパイク持ってきているやつがいたらそれも一緒に」
「「「「はい!」」」」