「まだ10分まえじゃん」

3人の言いようにふてくされる琉李。
そこですかさず弥月が
「早めに行くって昨日言ったじゃん」

そうだっけ?と言いながら明後日の方向を見る琉李。

「まあ、全員集まったし学校に行こうぜ」
颯介の一言で、4人は学校へと歩きだした。

「部活何入るか決めた?」

「「「野球部」」」

琉李の問いかけにそう答える3人。

「そういうお前は決めたのかよ」

と琉李に問いかける瑠架。
琉李は満面の笑みでこう答えた

「もちろん野球部」


「琉李、おまえ本気か?」
「だっておまえ・・・」

不安そうな表情を浮かべる幼馴染みたちをよそに
琉李は楽しそうに学校へと向かうのであった。