その「初めまして」の中に
彼はいた。

1学期、彼の存在は
私の中になかった。

その頃、私は別の人に
恋していた。

白馬の王子様タイプの子が好きで
友だちと、その子のおっかけをしてた。

彼の存在に気づいたのは
2学期になってからだった。