「んで………?
どこに行けばいいのかしら?」
行き先を確かめ後部座席に乗り込むのを確認すると私は尋ねた。
「あっ…貢献ゼミナールっていう塾にひとまず向かってもらえますか?
友人の彼がそこを通る筈なんで………!!」
「了解!!
二人とも後部座席のシートベルトはしっかり締めてね!!」
可哀想に泣きはらした顔で行き先を告げた皐月ちゃんに笑顔で頷くと彼女も心なしか微笑み潤んだ瞳を細めた。
育ちもよさそうだし可愛い子ねーってバックシートに座る皐月ちゃんにミラー越しに目を配り目的地まで車を走らせる。
「んで……いまはどーいった状態なの??」
これみよがしに直接二人に状況を尋ねると二人はお互い顔を見合わせて現在までの経緯を明かした。

