「――どうもありがとうございました。」
「…さあ…早く行きなさい!!」
皐月ちゃんはお祖父様に礼儀正しくお礼をいったのに深く頷いたお祖父様は玄関先まで見送ってくれた。
星と皐月ちゃんは何やらもめているのか車に乗り込み帰ってきた頃には目に涙を浮かべる皐月ちゃんに平謝りする星をみつけた。
車を門の前に横付けしてクラクションを鳴らす気まずい二人は気づいた。
「ちょっとー!! あんた‥!!
今から出かけるって時に女の子泣かせるんじゃないわよー!!」
窓から顔を出して馬鹿弟をどやすと…気まずそうにしながら「うるせえ…!!」と生意気に減らず口を返し二人は車へと乗り込んだ。

