くちどけクラシック♪プリンアラモード



あんなバカな弟と入れ替わった皐月ちゃんの事を気の毒に思いながら私はその場のやりとりを固唾を飲み見守っていると電話の着信音が鳴り響いた。


おぼつかない様子でひとまずスマホの着信をうけ対応をする皐月ちゃんの身体の星から時折聞こえる『甲原』という名字が聞き取れた。


………甲原……??


思わず今日買ったCDのピアニストが浮かんでくるなか更に短い会話を終えたあと話を聞いた星の身体に入った皐月ちゃんからピアノらしきワードを繰り出し狼狽えている様子だった。



―――甲原……ピアノ――――。



何かが一つの線で繋がるように私の中では初めて聴いたショパン『プレリュード28―7』 ピアノ伴奏が鮮明に回想され繰り返されなぜだか妙に困惑する星と皐月ちゃんを含め騒がしい様子を眺めていた私をお祖父様はこちらを見るといきなり口を開いた。