その様子に呆れはて深い吐息をつき窓を閉めようとした時……何やらもめている連中の車の前に立ちはだかる一人の人影におもわず息を飲んだ。



お祖父様だ………!!



その人影に私は一目でわかりその様子を窓際から見守ったと同時に後部座席の二人は慌てて身を隠した。



もう、そんな時間?…と時刻を確認しながら私は窓を閉めて玄関に向かうとその様子を見ていたのかししまい達が先に2階からおりて様子を窺っていた。


野次馬なんだから……??


4人の背後からその様子を見守り私は勝手口から抜け出すと今度は道場から声が聴こえてきて道場の入り口から中を覗くと先ほどの女生徒とお祖父様が剣を合わせて見合っていた。

しかもそのふたりを見まもる二人のおじさんに混ざりうちのバカ弟までもがその様子を祈るように見守っていた。