保とのSEXは本当に気持ちが良くて、虚しくならなくて、満たされて涙がでた。




この気持ちってなんだろう…。



わかんないや。





保は、SEXしている時も、終わった後も、ずっと私を抱きしめてた。




頭を撫でてくれた手が気持ち良くて、いつのまにか意識が薄れていき眠りに落ちていた。




「ーーーう。りょう?起きて。」



「うー…ん。」



「このまま寝てくか?」



「…今何時?」



「10時。」



「…朝の?」



「ちがうよ。夜だよ。」



「保。帰って良いよ。」



「…りょう?帰ってほしい?俺は朝までいたいんだけど。」



「…新しい親が待ってるんじゃないの?」



「りょう。俺は、りょうの気持ちを聞いてるんだけど。」



「……いても、いい、よ。」



「ぷっ。いてもいい、か。」



そう言って頭をひとなでし、ケータイで連絡し始めた。





プルルルルーーーーー

ーーーーープルルルル




『はい。秋山でございます。』




「あ、保です。
すみません、地元の友達が突然こっちに来て。
明日から当分会えなくなってしまうので、友達と泊まります。」



『保さん。そういう事はもう少し早く言って頂けます?
お父様も心配しておりましたのよ?』




「すみません。今後は気をつけます。」



『では、くれぐれもハメを外さないようにお願いしますわ。
女性とはお話してはいけませんよ。』



「…わかりました。失礼します。」





…相手の声が大きくて、相手の話が全て聞こえてしまった。