というわけで、喫茶店になぜか、着いてきた矢嶋。 久志に電話すると、案の定暇だから会わないか、というお誘いだった。 それを聞いた矢嶋はさっくり言った。 「え? 千紗ちゃんだけで行かせるわけないじゃん」 そして、待ち合わせ場所までついてきたかと思えば、ちゃっかり隣に座っているのだ。 車で送ってくれている間、散々チクチク文句を言っていた。 「さっかく千紗ちゃんの気持ちが聞けたのになぁ」 「二人でデートだったのになぁ」 まるで子どものように拗ねている矢嶋をみて笑ってしまう。