《始まりました、今夜もKANATAのブレイクタイム。

ナビゲーターは、カナタがお送りします。

まずは1曲目まいりましょう――》


いつも通り、22時ぴったりに始まる、彼の番組。

スマホの音量を最大にして、ラジオが聴けるアプリを起動する。

もういい加減、スマホじゃなくてオーディオ買おうかな?

そしたらタイマー予約もできるかな。

そこまでしたら、ちょっと追っかけみたいでアレかな、とも思うけれど。

すでに、この時間に縛られている時点で、手遅れかもしれない。