「今のは……管理の人の声?」

 
 窓から差し込んでくる光は怖いほど赤い光。隣の部屋は管理の人の部屋。ここでいう窓は監視窓。だから、隣の部屋とつながっている。

 窓はおびただしいほどの血で赤く染められていた。

 眠りについている友達を起こさないように起き上がって窓によってみる。人影が……2つ?

 
 「隣の部屋に行ってみよう……」


 私はそっと部屋を抜けだした。