「ねぇ。あなた、何を頼んだの?」 「あぁ、マントですよ」 マント?マントなら街にだってたくさん売っている。わざわざ頼む必要あるのかな。 「おーいロム。見つかったぞ。タオル入れてるところにあったわ」 「まさか使ってないでしょうね」 「さぁな?とりあえずこれだ。どーぞお試しください」 ラックが持ってきたのは光を一切通しそうにない黒いマントだった。