私は、動きをピタッと止めた。 私を呼び止めた人物は椅子から 立ち上がって、私の目の前に立った。 そして…… スッ… 「遥……女の子だから 可愛くいてほしいな?」 キュンッ 「ごめんっ蒼!!」 私は、目を潤ませ“蒼”に 飛びついた。