Heaven~第ニ章~

なんだかおかしい……

獅朗も幸二も似合っるけど、似合っていない。
まぁ、私に関しては論外。


「仮装パーティーにでも行くの?」

「まぁ、そんなとこだな」

「獅朗君、自分の誕生パーティーにそれはないんじゃん……」

「え?獅朗の誕生パーティーなの?って言うか、誕生日なの?」

「誕生日だけど、俺の誕生パーティーじゃねーよ」

「何言ってんの?誕生日だから誕生パーティーって言うんじゃん」

「普通はな」


獅朗が居るもう一つの世界。
その世界を語る獅朗の顔はちょっと辛そう。


だけど、少し分かる気がする。
自分が望んだ訳でもないのに、そこに居なければいけない苦痛。