「何?」
「脱げ」
「は?何言っ、ちょっとやめてよ」
獅朗が私の上着に手をかけた。
「何考えてんの!似合ってなかったって言ってるじゃん」
「良いから脱げ」
「やだ!」
「じゃあ、勝手に脱がせるぞ」
「は?何、たかがドレスじゃん!なんでそんなにこだわるのよ!」
「そうだよ。たかがドレスだ。こだわってるのは椿の方だろう」
「こだわってなんか……」
ないとは言えない。
だけど、
もしかしたら、この体を見たらもう獅朗は私から離れてくれるんじゃないかと思った。
「着替えれば良いんでしょ!」
獅朗を試着室から追い出し、またドレスに袖を通した。
ごまかしきれない火傷の跡と傷。
これを見ても、
もう心は痛まない。
そのくらい昔のこと……――
「脱げ」
「は?何言っ、ちょっとやめてよ」
獅朗が私の上着に手をかけた。
「何考えてんの!似合ってなかったって言ってるじゃん」
「良いから脱げ」
「やだ!」
「じゃあ、勝手に脱がせるぞ」
「は?何、たかがドレスじゃん!なんでそんなにこだわるのよ!」
「そうだよ。たかがドレスだ。こだわってるのは椿の方だろう」
「こだわってなんか……」
ないとは言えない。
だけど、
もしかしたら、この体を見たらもう獅朗は私から離れてくれるんじゃないかと思った。
「着替えれば良いんでしょ!」
獅朗を試着室から追い出し、またドレスに袖を通した。
ごまかしきれない火傷の跡と傷。
これを見ても、
もう心は痛まない。
そのくらい昔のこと……――

