Heaven~第ニ章~

その伸びて来た腕はポンっと私の頭に触れた。



「冗談だよ」



意地悪に笑う蓮沼。



「は?」

「椿見てるとかまいたくなるんだよな」

「ちょ、ちょっと何それ。ビックリしたじゃん」


蓮沼につられて私も笑った。


「何だ。本気にしたか?」

「する訳ないじゃん」

「まぁ、獅朗に言えないことで何かあったら連絡してこい」


そう言って自分の番号を私に教え「椿に何かあったら、桐谷に顔合わせられねーからな」と言った。


「そろそろ久辺が来んだろう」と蓮沼はレシートを取って席を立って店を出て行った。