Heaven~第ニ章~

「椿を探してる奴が居るって話だ」

「私のこと?」

「あぁ、誰かはまだ分からねーけど気をつけろよ」

「誰か分からないのに気をつけようがなくない?」

「だから、久辺が居るんだろう?」

「獅朗?」

「あんなストーカーみたいに椿にべったりなら、相手もへたには手は出せねーからな」

「……獅朗もそのこと知ってるの?」

「知ってんだろう。俺より椿の情報ならアイツの方が詳しいだろうしな」


蓮沼はそう言うと「俺は嫌いじゃねーよ。久辺のこと」とニヤリと笑い、テーブルに並べられている料理に口を付けた。


誰だろう……
私を探してる人って、
分かるのは一つ。

私を探してる相手が良くない相手だってことだけ……


「椿も食べろよ」

私も料理に手を付け始めた頃スマホが鳴った。