Heaven~第ニ章~

「ちょ、冷たい!」

「うるせー」


冷水を頭からかけられ冷たさに体が震える。


「何すんのよ!」

「少しは頭冷やせ!」

「やめてよ」


それでも獅朗は「うるせー」とやめることはなかった。

髪も洋服も水を拭くんで体に纏わり重くなって行く。
今の私の心のようにずっしり重い。


そこにあるのを忘れていた訳じゃないけど、何も気にはしていなかった。
獅朗に言われるまでは……



「何だよ……これ」



冷たくなった私の左肩に獅朗が触れた。