Heaven~第ニ章~

「分かってるよ」


獅朗を押しのけ起き上がり叫んだ。

「分かってねーだろう」

「分かってる!獅朗に私の気持ちなんてわかんないよ!」

「は?じゃあ、椿は俺の気持ち分かるのか?」

「……」

「椿、」

「学のこと、何も知らないくせに!」


ポロポロと涙がこぼれ落ちる。
箍が外れたように次から次へと涙が溢れてくる。


ずっと上手く泣けなかったのに。
獅朗の前では泣きたくなかったのに。


「ちょっと来い!」


苛立つ獅朗が私の腕を掴みお風呂場へ放り投げる。
そして、服を着たままだと言うのにシャワーのコルクを捻った。