Heaven~第ニ章~

「何やってんだよ」

「別にお酒飲んでただけじゃん」


獅朗はチッと舌打ちをしてから私の隣に座った。


「獅朗は何してんの?」

「は?」

「誰かと一緒?」

「バカにしてんのか?」

「何怒ってんの」


せっかく楽しく飲んでたのに……
私はテーブルにあるグラスに口を付けた。


「何時まで飲んでんだよ」


獅朗が私からグラスを取り上げると一気に飲み干し「まずっ」と顔を歪め「迎えに来たんだよ」と私に視線を向けた。