Heaven~第ニ章~

飲んで酔って今だけでも忘れよう。
男が私の髪を撫でるから少し気分が良くて瞳を閉じた。


なんとなく目の前に人の気配を感じた時ゆっくり撫でていた手が止まる。









「退け」







その言葉に「す、すみません」と男が謝り私の隣からすぐに居なくなった。
ゆっくり瞳を開けるとボンヤリとしている視界に獅朗の姿が見えた。