Heaven~第ニ章~

「いや、マジ連れてくるとはな」

「な、何?」

「いや、別にって言うか蓮沼さんのこと蓮沼って呼ぶ女初めて見たわ」


ゲラゲラ笑って雅近が私の隣に座った。


「あんたのお披露目に私が関係あるの?」

「まぁ~俺のお披露目にはないかも……でも、今日は関係あるかも」

「何その答え」

「お披露目って言ってもまだ正式じゃねーから」

「でも、そのジッポ」

「これは仮」


雅近はジッポを見せてくれた。


「何も書いてないだろう?」

「うん」


何も書いてないし、初代からってわりには綺麗なジッポだった。