Heaven~第ニ章~

「私もね……健君と一緒で学に話したいこといっぱい、いっぱいあったんだよね……」


学に話せば良かった。
私から話すことを学は待っていてくれたのに、


学の面影がある健君に、
学と似た声の健君に、






「私ね。小さい頃……虐待されてたんだよね」

「え?」

「急にごめんね……でも、さっき見たでしょ?体のあざとか……」

「……兄さんは?」

「学は一度見たけど聞かなかった。私も話せなかった。怖かったんだよね……理由話して学に引かれることが……」


他人の目なんて気にしたことがなかったのに、学に出会えて私は変わってしまった。
忘れていた色んな感情を取り戻せた。