Heaven~第ニ章~

「付き添いの方ですか?」


目の前には手術室着を着た人が立っていた。


「あっ、はい」

「傷口も小さいの術後の心配もないですよ」

「……そうですか、ありがとうございます」


私が頭を下げると手術室のドアが開きあの男がストレッチャーで運ばれて来た。


「二週間ぐらいは入院してもらいますから」

「分かりました」


二週間……
その程度で済んで良かった。


「椿さん……ごめんなさい」

「健君……」

「僕が椿さんに会おうなんて思わなければあの人だって……」

「健君は悪くないよ。あのさ……ちょっと話さない?」