Heaven~第ニ章~

「いい加減にしてよ。あんたに付き合ってるほど暇じゃないだから。健君に会わせて」

「……椿姫、分かってないな。この状況を見てよ」

「は?」

「男と女がベッドの上でこんな状況なんだよ」

「たがら?」

「やることは一つじゃん」


あの日のように男が私の右肩を噛んだ。
そこに自分の存在を残すように。


痛みで顔を歪める私に男が笑い唇を重ねてくる。

こんな行為は私に意味なんて持たせない。
何度唇を重ねても、
何度体を重ねても、
そこに気持ちがないのなら、なんの意味もない。


ただの本能。
動物と同じ。