Heaven~第ニ章~

健君も泣きたいんだろう。
学を想って泣きたいんだろう。


「これ、貰って良い?」

「もちろんです。椿さんに渡そうのに持って来たんですから」

「ありがとう」

「後一つ良いですか?」

「何?」

「椿さんは兄のこと……どう思ってましたか?」

「え?学のこと?」

「はい。兄から椿さんの話は聞いてたんですけど、付き合ってはないって……でも大切な人だってずっと言ってたんですけど、事故の前の日会った時に"椿は俺だから"って言ってたんです。兄が亡くなってずっと考えてました。その意味を……」

「答えは分かったの?」

「いいえ。全く……」