Heaven~第ニ章~

そしてやっと……



「終わったぜ」



カチャっとマサが手にしていたものを置き私の左肩を愛しそうに見つめる。



「見て良い?」

「良いけど、腫れてるぜ」

「それでも良いから見たい」

「ちょっと待ってろ」


マサはそう言って鏡を持って来て私に渡してくれた。
それを受け取り、左肩を映して見た。


マサが言うように腫れていてそれが何の形なのかは、はっきりとは分からなかったけど、それでも今の私には見れただけで満足だった。


「ありがとう。マサ」

「仕事だからな、腫れが引けば綺麗な牡丹が咲くぜ」

「うん」

「もう二度と散ることはねーな」


その言葉でやっぱりマサは学のことを知っているんだと思った。


私の目の前で散って行った真っ赤な牡丹を……――