Heaven~第ニ章~

学はこんな跡に優しくキスをくれた。
感覚なんてないのに甘くて痺れるようなキス。


体を重ねることより、
私には深く学が刻み込まれた。


熱いシャワーを頭から浴び、何も考えないようにした。


学のことを考えれば
逢いたくてどうしようもなくなるし、


獅朗のことを考えれば
気持ちに答えれないのに、私を想っていてくれる気持ちに切なくなる。


だから今は自分の気持ちだけ考えよう。
私が今したいことだけ考えよう。


誰に何を言われたとしても
自分の気持ちが揺らがないように。


キュッと蛇口を閉め濡れた体をタオルで拭いて、スエットに着替えてリビングへ戻った。