Heaven~第ニ章~

「別に……」

"……用事なんてねーけど、椿の声聞きたかったからな"

「そっ、じゃあ。声聞いたからもう良いでしょ?」


可愛いげのない言葉。
だけどそう言うしかないじゃん。


真っすぐ気持ちを伝えてくれる獅朗に私は答えられない。
それが正直キツイ。


誰かを強く想えば想うほど、
切なくてやり切れない。


その想いだけがドンドン大きくなって、
どうしようもなくなる。


そんな気持ちを今の私なら分かるから。