Heaven~第ニ章~

「痛いのに良く我慢したな」

「うん。まだ平気」

「そっか、色はもっと痛いけど椿なら平気そうだな」


そう言って笑い「一週間は腫れてから、次は二週間後に来い」

「二週間後ね。分かった」


左肩がズキズキと痛むけど、それ以上に楽しみだった。
昼間のバイトはなんとかごまかし一ヶ月休みを貰えたから、何の心配もない。


そしてマサが言うように一ヶ月後に腫れが引き、私の左肩には牡丹の輪郭が咲いていた。


ここに色が入る。
学の背中に咲いていた真っ赤な牡丹のように、綺麗に咲いて欲しいと願った。


嬉しくて誰かに伝えたい。
けど、そんな話を出来る相手なんて私にはいない。
その時始めて、友達が欲しいと感じた。