Heaven~第ニ章~

私は頷いて作業台に座って上着を脱いだ。


誰にも見せたくなかったこの体をマサには躊躇なく見せれた。

理由は二つ。

一つ目はマサなら何も気にしないと思ったから。
二つ目は学の牡丹が咲いてくれるなら、他に何もいらなかったから。


「じゃあ、始めるぞ」

「うん」


マサと二人きりの空間が3時間続いた。

何度も「痛い」と声が出そうになるのを飲み込んだ。

こんな痛さは体だけ、
あの頃の体と心の痛さに比べたら我慢出来る痛みだった。


それに、この痛みを超えたら学が待っていてくれる。


「よし、今日は此処までだな」


マサは私から離れ作業で使ったものを片付け始めた。