「真っ赤な牡丹か」
マサが呟くように言って「分かってると思うけど、入れたら一生消えねーし、厳しいとこはプールだって入れねーんだぞ。それでも入れて後悔しねーか?」
「後悔しない」
絶対にするわけない。
「なるほどな。ちょっと待ってろ」
マサはカウンターの下からスケッチブックと鉛筆を出して何かを描きはじめた。
そしてすぐ「こんな感じか?」とそれを私に見せてくれた。
「なんで……」
スケッチブックにはあの日の牡丹が描かれていた。
私はそのスケッチブックを強く抱きしめた。
「前に見たことあるからな……」
マサはそれ以外何も言わなかった。
その牡丹が何に描かれ、何処で見て、誰のものなのか。
だけどマサは知ってるんだと思った。
私が入れる牡丹が誰の真似で、誰のためなのか。
マサが呟くように言って「分かってると思うけど、入れたら一生消えねーし、厳しいとこはプールだって入れねーんだぞ。それでも入れて後悔しねーか?」
「後悔しない」
絶対にするわけない。
「なるほどな。ちょっと待ってろ」
マサはカウンターの下からスケッチブックと鉛筆を出して何かを描きはじめた。
そしてすぐ「こんな感じか?」とそれを私に見せてくれた。
「なんで……」
スケッチブックにはあの日の牡丹が描かれていた。
私はそのスケッチブックを強く抱きしめた。
「前に見たことあるからな……」
マサはそれ以外何も言わなかった。
その牡丹が何に描かれ、何処で見て、誰のものなのか。
だけどマサは知ってるんだと思った。
私が入れる牡丹が誰の真似で、誰のためなのか。

